あ〜めんどくさっ!|確定申告って、やるべきなの?〜元経理マンが考える、確定申告について考えておきたい5つのこと。

僕は、個人事業主になる前まで経理の仕事をしていました。税理士の勉強をしたこともあります。

そこから個人事業主になった経験を活かして、個人事業主の方の確定申告の相談に乗らせていただくことがあります。

その関係で、個人事業主をしている仲間から、確定申告について質問をいただきました。

僕は、確定申告を日記や自分年表のようなものとして捉えると、違って見えてくるって考えてます。(「自分年表」について詳しくはコチラ

どういうことなのでしょうか。見ていきましょう。

僕は税理士ではないので、表現としては不十分なところはあるかもしれません。僕の意見として、ご自身の材料にしていただければ幸いです。

目次

いただいた質問

友人からの質問は、こんな感じでした。

開業届出してたら、赤字でもあっても、毎年、確定申告はしなきゃならないのかな?

特に開業届を出して間もなくで、しかも赤字だったりすると、やる気は出ないですよね。

どうせ、税金を払えるほどじゃないし。

しかも面倒くさいし笑

確かに、(誤解を恐れずに書くと)あまり事業活動にエネルギーを注いでなかったりで、売上も小さいということであれば、まぁ、やらないという選択でも大した問題ではないでしょう。

以下の内容を読んでみて、ご自身の視点の変化を観察してみてください。

ポイントは、過去だけ見ていませんか? という問いかけになります。

1.スケールを変えて見直してみる

ちょっと、ご質問をいただいた方の言葉尻を捕らえるような形になるかもしれないけど、「赤字だったら申告しなくていい」というところを拾ってみましょう。

例えば、ある人の収支がこんなだったとします。

売上:1億円
経費:1億5万円

収支では5万円の赤字ですよね。

この人から「赤字だし、申告はしない」って言われたら、違和感ありませんか?

このようにスケールを変えると、見え方が違ってきます。

誰にだって、ある時から、突然、何千万円も何億円も稼げるようになる可能性だってありますから、必ずしも他人事じゃないと思いますよ。

2.青色申告なら赤字が繰り越せる

赤字で申告しておけば、将来の節税につなげられるメリットがあります。

青色申告であれば、過去3年分の赤字を繰り越しすことができます。

例えばある年で100万円の利益が出たけど、過去3年で90万円の赤字を計上していたとします。

100万円—90万円で、10万円が課税対象となるわけです。

このあたりのルールについて、他サイトですが、詳しくは、こんな記事もご確認ください。

3.税還付に繋げられる可能性

もう一つ、赤字で申告しておくと節税に繋げられる要素があります。専門的には「損益通算」と言います。

例えば、開業後も、どこかで働いて給料をもらっていたとします。

給料は源泉徴収されますから、所得税を先に支払っていることになります。(しかも、前の年の収入をベースにした仮計算で)

同じ人が事業のほうで赤字を出していたとしたら、その赤字分が合算されるので、節税に繋げることができます。

同様に、年金などの支払額も、前年の収入から計算されたりするので、支払額が小さくなることにも繋がります。

4.事業活動の記録になる

元々、会計には次のような定義があります。

自身の事業活動の成果や努力について、お金を単位に評価する。

だいぶ簡単に表現していますが。

要は、申告のために作成した資料は、そのままご自身の事業活動の記録にもなるわけです。

数年後、その資料を振り返ってみたら、どう見えるでしょう?

あの時は、あんなこと考えてたなぁ。

あの頃があったから今があるんだなぁ。

といったように振り返る材料になりますよね。

振り返るって、豊かな体験ですよ!

5.ビジネスが小さいからこそ

申告の必要を感じないほど小さなビジネスしかできてなかったとして、その段階だからこそ確定申告に手をつけておくメリットがあります。

やることが少なくて済むことです。

その理由は大きく2つあります。

自分のペースでやり方を覚えられる

作業のボリュームが、そもそも少ないので、ご自身への負担を小さく済ませることができることです。

逆に、事業がそれなりになってきたからと、そこから真面目に申告の作業を始めたとします。

その時点で、知識や経験がゼロ(に近い)ですから、突然、膨大な領収証の山を前に茫然自失となってしまうでしょう。

事業が小さいうちに手をつけておくことで、将来、慌てることになるリスクを軽減できます。

税理士さんとの関係が作りやすくなる

もう1点は、将来、税理士さんを雇うようになった時の準備になることです。

僕は、事業がそれなりの規模になったら、できるだけ早く税理士さんを雇うのが良いと考えています。

そのときに、自分で確定申告をやってこなかったら、「よく分からないから丸投げ」ということになるでしょう。

それも決して悪いわけじゃないですけど、自分なりにそれまでやってきていたら、税理士さんとも、ある程度対等にお付き合いできるようになるでしょう。

確定申告以外の色々な情報を教えてもらえたりする余裕や可能性が生まれます。

税理士さんだってミスが無いとは言い切れないですし、そんな時にも、違和感に気付けるかもしれません。

まとめ

僕が考える、個人事業主が確定申告に取り組むメリットについてご紹介しました。

全体として、未来のことも考慮してみたらどうでしょう? という点で共通している内容だと言えるのではないでしょうか。

冒頭に日記のことを書きました。

日記って、書いている時は今の状況を整理したりするのに役立ちますよね。

しばらく経ってから読み返してみると、色々なことに気づかされます。日記の持つ豊かさです。

そのように、未来に振り返るということも意識して確定申告を見ると、また違ったものになるんじゃないでしょうか。

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