「疲れない」が毎日続く! 休み方マネジメント by 菅原洋平|脳を適切に休ませてあげることが、思いのほか疲れを軽減させてくれることを学んだ1冊

はぁ〜シンドい。。。

これが、いわゆるトシってやつなんだろうか。。。

最近の大きな課題の一つは、自分の疲れやすさでした。

僕にはHSP気質(いわゆる「繊細さん」)があるのですが、この気質を持っているタイプが、比較的共通して抱く悩みでもあるそうです。

特に、この数年は、自律神経の乱れに起因すると思われるダルさを感じることが増えてきていました。

オンラインの打ち合わせなんかも、こういった疲労に繋がりやすいのだとか。

だからと言って、その状況に甘んじていては始まらないなと思った時に出会ったのが本書でした。

後述しますが、実は本書を手に取った時の印象と、実際の中身は違うものでした。

でも、読み終えた今、明らかに疲れ方が違ってきています。もちろん、楽になっています。

どんな変化を感じているのかを中心に、本書のご紹介をしたいと思います。

▼ご紹介した書籍についてはこちら

目次

脳の働きをマネジメントしよう

表紙を開いたところ。

この本を手に取った時、直感的には「休み方」=「疲労からの回復力を高めるテクニック」を紹介した書籍かと思っていました。

実際の内容は、ちょっと違いました。

  • 「認知コスト*」の浪費を抑える。
  • 「生体リズム」を整える。

以上の2点をメインのトピックとして、脳の働きが最適化されることを意図しています。

自分は脳の働きをマネジメントする役割に徹する感覚を身につけることが本書の意図ではないでしょうか。

目指しているのは、次の日や週末に疲れを持ち越さず、仕事の日でも休みの日でも、同じように活動できるようになることだと感じています。

*認知コスト:本書では頭を使うこと、脳のエネルギー消費の指標として扱っています。

僕自身の変化

本書P.53より。

本書を読み終え、生活に取り入れたことで僕に起きている変化は、概ねこんな感じです。

  • 疲れを感じにくくなった
  • 自分に無理をさせることが何かが見えてきた
  • 机や部屋が片付くようになった
  • 寝つきや寝覚めがより心地良くなった

それでは、それぞれのポイントについて、もう少し掘り下げてみます。

疲れを感じにくくなった

本書では、一般的な生体リズムが解説されています。

この特性を意識して生活リズムを整えることで、疲れを感じにくくなりました。

例えば、寝起きに明るい場所に身を置くと、整体リズムが整うこと。

午前中、特に起床から2時間くらいまでがパフォーマンスのピークであり、その時間帯に学びやスキルアップにつながることをしたり、集中力を要することをしたりすると良い点などです。

僕の場合、意思決定をしたり、ライティングをしたりするのが、この時間帯になるように調整するようになりました。

自分に無理をさせることが何かが見えてきた

前項と似ているのですが、何が自分に無理をさせることになるかが見えてきました。

よく、こんな↓↓セリフを聞きますよね。実際に口にしたこともあるかと思います。

お昼ご飯の後は眠くなりやすいですよね。

午後になると、パフォーマンスが低下する時間帯があり、夕方に向けて回復していきます。

起床の8時間後頃が、その時間帯になるそうで、必ずしも食事のせいで低下するわけではないそうです。

以前の僕は、その時間帯に入っても、自分に鞭打つかのようにしていました。

パフォーマンスが低い時間帯に、例えば集中力が必要なことをしようとすると、余計にエネルギーを消費してしまうにも関わらず。

「今は、パフォーマンスが低下してて良いんだ」と開き直れたので、気持ちも楽になりました。これだけでも、疲れにくさにつながりそうですよね。

後ほど詳しく触れますが、この時間帯は比較的集中力を必要としない作業を、この時間帯に手を付けるうにしています。

時には、ひたすら休むだけのこともあるくらい。

この時間帯で、過剰なエネルギー消費を抑えることで、余計な疲れを残さないようになりました。

机や部屋が片付くようになった

本書では、認知コストの浪費につながりやすい場面というのがいくつか紹介されています。

その中で、個人的に一番印象に残っているのは「先延ばし」についてです。

何かをやらずに先送りをした場合、そこに「抑制する」というコストがかかっているといるということ。

やってもやらなくても、どちらにせよコストがかかっている。

そうであれば、やってしまったほうが良くない?

という結論に至りました。

であるならば、「面倒臭い」と思ってしまうことがあっても、サッサとやってしまおう。

例えば、僕は洗濯物を畳むのが嫌なんですが、日中洗濯したものを干しっぱなしにするのではなく、その日のうちに必ず畳んでしまうようにしました。

部屋が片付くと、室内の氣の流れも良くなる感じがします。

寝つきや寝覚めがより心地良くなった

僕は、昔から眠りが浅めのところがありました。

それほどクリティカルではない一方で、寝起きに「よく寝た!」とも感じられないところがありました。

困るほどではないけど、満足感も無い、という感じでした。

この辺りも、日々、改善されてきているのを感じています。

生体リズムを意識した日々の過ごし方や、認知コストを意識した行動を取り入れることで、メリハリがつけられたことが大きいと思われます。

また、後述する、一番の衝撃的だった言葉も、僕にとっては大きかったですね。

一番衝撃的だった内容

(朝の)二度寝の気持ち良さは、(中略)本来これは就寝時に体験するはずのものです。

P.189より

この言葉が、本書で一番衝撃だったものです。

確かに、そうあるべきだな! と、深く納得させられた感じ。

寝起きのまどろみを楽しむのを是とせず、眠る前のまどろみを是とする

これが、先述した睡眠の質の向上に大きく寄与してくれた感じがします。

今後、試してみたいこと

帯の背面。

まだ実際に試せてなかったり、結果が出るまでに時間がかかるので、今後の楽しみとして残っているものがあります。

まずは、起床時間を早くする方法が紹介されています。

これは、基本的に、実際に起きた時間に目覚ましをセットする。ここに、本書で紹介されている「自己覚醒法」を取り入れていくと、少しずつ早く目覚めるように自然と変わってくるそうです。

自己覚醒法:就寝時に起床時間を3回唱えてから眠ること。これは昼寝の際にも使えます。

あと、足首は温め、耳から上を冷やすようにすると眠りやすくなるなども、今後試してみたいところです。

本書を参考にして組み立てた生活リズムの雛形

この本を読んでできた僕の生活リズムの目安は、こんな感じになってきています。

もちろん、この通りにならないことも沢山ありますが、目安ができたのが良かったことです。

起床〜2時間
集中力を鍛えるための瞑想、インプット、新しいスキルの習得など。

午前中
意思決定、ライティングなど集中力が必要なタスク。

昼食
軽めに済ませるようにする

食後
少し眠る。生体リズムは、起床後8時間後くらいにパフォーマンスが最も低下するため、それに先立って6時間後くらいに計画的に短い睡眠をとっておくことを薦めています。

午後
(緊急性の低かった)メールの返信、あまり集中力を必要としないタスク、片付け、散歩などの軽い運動。また、こまめに休憩を取るようにもしています。

夕方
午前中に片付かなかったところを追加で作業など。あとは筋トレ。

夕食
しっかり食べる。

夕食後
集中力がいるけど、短時間で済むものを中心に。遅くとも21時くらいで切り上げ、あとはノンビリしたり、ミーニング・ノートを綴ったりします。

書籍の購入ページ

まとめ

『休み方マネジメント』のレビューでした。

脳に無駄な「認知コスト」をかけさせず、余白を作る。

それだけで、これほど違いが出るとは、良い意味で想定外でした。

特に、HSP気質に由来する疲労感が占める割合が大きいと思っていましたから。

また、フリーランスとして活動していますので、生活リズムを整えるのが課題でもありましたが、この点について、一つの基準を設けられたことも大きな読後の成果です。

物理的な断捨離はコツコツと進めてきましたが、無形の断捨離についてのヒントが詰まっていたように思います。

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