パートナーの言動にイライラしてしまうことはありませんか?
感情というのは、自分の中で見落とされている願いやニーズを教えてくれるサインです。
サインを紐解いていくと、結果として自分も相手も大切にすることができます。
今回は、パートナーなど、身近な人に対して感じやすい「苛立ち」に焦点を当てて紐解いていきます。
苛立ちはメッセージである
このブログをお読みの皆さんはご存知かと思いますが、僕は、個人セッションを提供させていただいています。
クライアントさんとしていらしてくださる方は、僕の場合、子育て中の方の比率が高い傾向にあります。勢い、女性の比率が高いのですが、セッションのさ中に、パートナーに対する苛立ちを表現されるケースはよくあります。
その内容は、話を聞いてくれないとか、空気が読めないなど、様々。
お気持ちは察して余りあるものがあります。というのも、僕自身の場合も、パートナーに対して苛立ちを覚える時もあるからです。我が家では、どちらかと言えば僕が主夫的な立ち位置。家事をしている中で感じるケースがあるのです。
一方で、同じ男性として、申し訳ない気持ちになることも……。心当たりがあるので(苦笑)
パートナーに対して苛立つ時、グッと飲み込んで我慢するか、パートナーに対して爆発させるか、というパターンが殆どでしょう。女性の場合は、お友達に聞いてもらうということを、上手にやられている方が多いですね。男性の僕から見ると羨ましいくらい。
でも、こういった発散方法では、意外とスッキリしないことありませんか? 逆に罪悪感を抱くことになってしまうことすらあります。パートナーに向けて直接、感情を爆発させてしまったような場合は特に。
爆発させずに、代償行為に出るという場合もあります。よくあるのは、暴飲暴食。食べ物を飲み込む行為で、自分の感情を(文字通り)飲み込もうとしています。これでは、一見すると感情が収まったように見えますが、体にはダメージになりかねません。
でも、この苛立ちを「サインである」と捉えるようにすると、状況は変わります。
苛立ちが示すサイン
苛立ちが伝えてきているのは、「自分が我慢していることがあるよ」というサインです。
本当はやりたいことを我慢している、あるいは逆に、やりたくないことを無理やりやっているよ、というもの。
「本当は、◯◯なのに……(できてない)」
卑近な僕の例で恐縮なんですが、我が家ではほとんどの場合、僕のほうが料理をしています。僕が食事を作っている時に、パートナーがゴロゴロしていたり、スマホで何かをしていたりする時に感じやすい傾向があります。
よくあるパターンみたいなものですね。
もちろん、いつも苛立つわけじゃないんですけどね。
何を我慢しているのか
だから、イラッとした自分を感じたら、ちょっと自分に矢印を向けてみていただくわけです。
「私は何を我慢しているのかな?」
そうすると、大抵、心がレスポンスを返してくれます。それを、「そんなはずはない」とせずに、素直に、直感的に受け取るのがコツ。
さっきの、僕のケースだと……
(本当は)ちょっと疲れているから手伝って欲しいのに……
(本当は)一緒に料理をしたいのに……
(本当は)今日は料理をする気乗りがしてなかったのに……
こういうのが見えれば、率直に自分のリクエストを伝えることも可能になります。
感情的にならずに、穏やかにコミュニケーションできるようになってきます。
率直にリクエストとして伝えれば、相手からレスポンスがあります。シンプルに「いいよ」とか、「実は仕事で急ぎの連絡がきていて……」などなど。
▼率直に伝えるテクニックとしては、“アイ・メッセージ”は効果的です。
まとめ
感情というのは、自分の隠された願いを願いに対するサイン。
今回は、特に苛立ちという感情にスポットを当てて、その感情を紐解くヒントを書きました。
まずは、自分に一度矢印を向けてみて、イラッとした感情の根っこにある「本当はこうしたいのに(したくないのに)」ということに思いを馳せてみる。それを素直に相手に伝えると、比較的、穏やかに、お互いにWinーWinな形で関係を築くことができやすくなります。
パートナーの方とは、あたたかな関係性を築いていってもらえたら嬉しいです。パートナーと良い関係が築けていれば、世の中全体もハッピーになっていくはずですから。
また、僕の個人セッションでは、こういった事柄を糸口に、自分の本当の願いを紐解いています。人生の方向性が変わるタイミングにはオススメです。良かったらご利用ください。
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