現代は携帯電話用の電波やWi-Fiの電波など、様々な電波が身の回りに溢れていますよね。
僕は、いわゆる「繊細さん」とも渾名されている「HSP」の体質です。HSPは、この数年で日本でも知られるようになってきた、ある種の体質の概念です。「Highly Sensitive Person」が語源となっており、「敏感で刺激に対する感度が高い人」みたいな意味があります。全人口の約20%の人がHSPであると言われています。
その気質を通して観察してみたところ、身近に溢れた電波をコントロールするだけでも、疲れ具合が違ってくることに気づきました。
じゃあ、電波をコントロールするって、どんなことができるの? ということで、そのアイデアをご紹介します。
電波が体調に影響すると気づいた体験
最初に少し、自己紹介的な話をさせてください。
僕は、それこそ物心付いた頃から、この世から取り残されているような感覚がありました。常に、オブラートのような膜に包まれているような感覚でした。
それが2017年頃からコーチングを始めたこと。それから冒頭でも書きましたが、自分が「HSP」であったことを知って、取り残されている感から抜け出し、つながりが感じられるようになっていきました。社会的にも多様性への理解が深まっていることも、後押ししてくれる感覚です。
ご存知かもしれませんが、HSPは疲れやすい傾向があります。一つの刺激に対して、脳が膨大な演算処理をしてしまいますが、その分、処理能力が高いわけではないため、疲れやすいのです。まるで、CPUの能力は高いのに、排熱処理能力は標準的なので、CPUの出す熱を処理しきれず、すぐにオーバーヒートしてしまうPCのようなものです。
疲れていると逆に眠れなくなったりもするもの。不眠とまではいかないものの、いつもどこか深く眠れていない感じがありました。
そんな中、スマホで睡眠状態をモニターするアプリが登場しました。寝返りなどによる振動や寝言などをスマホがモニターして、睡眠の質や睡眠時間などを計測してくれるのです。
「これは興味深い!」と導入。このアプリはスマホを枕元に置いて眠る必要があったのですが、何故だか、朝起きたとき、確かに眠っていたはずなのに、何か妙な違和感があります。スマホを枕元に置くのをやめると、そういった違和感も消えていきました。これでは逆行してることになります。
そこから、改めて検討してみた結果、目に見えない電波が、疲れに繋がることが分かってきたのです。逆に、自分でコントロールできる電波を減らすだけでも、眠りが深くなったり、疲れが取れやすくなったりしたのです。
以下、僕が考えたアイデアをご紹介します。ご自身の環境に合わせて可能な範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか。
電波を減らすアイデア
身近にあるもので、主に電波を発するものはPC、スマホ周りになります。
お休みになるときに、それぞれ次のようにしてから眠るようにすると違います。
スマホ
- Wi-Fi、Bluetoothはオフ。できれば電源オフかフライトモードに。
- 枕元に置かず、理想的には別の部屋。そうでなければ、できるだけ体から距離を置く。
実際は、例えば家族と離れて暮らしていることなどから、電源オフやフライトモードというのは難しいという方も多いかもしれませんが。
Wi-Fi
- Wi-Fiルーター(発信機)の電源を落とす。
翌朝、電源を入れてください。
多少の節電にもなりますね。
PC
- PCはシャットダウン(スリープではなく、完全に電源を落とす)
- 無線のキーボードやマウスも電源を落とす。
PCは電源を入れっぱなしにしてお休みになる方が多いようですが電源を落としてください。「スリープ状態なら、電波は出さないんじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全く電波を出さないとも言い切れないのです。また、電子機器は大なり小なり電磁波も出してます。これも電波の一種とも言えます。
まとめ
身の回りに溢れる電波。それらを、自分でコントロールできる範囲でも減らすことで、疲れの取れ方などが違ってきます。今回は、その具体的なアイデアをご紹介しました。
本文中でも触れていますが、ご自身の環境に合わせて可能な範囲で取り入れてみてください。実際、現状は、僕も全部ができているわけではありません。でも、やっただけ違いますよ。
もし、「自分は、こんな工夫もしているよ」というアイデアがありましたら、コメントなどでお知らせいただけると嬉しいです!
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▼上の記事の体験をベースに綴ったものです。
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