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「繊細さん」の本 by 武田友紀|繊細族・敏感さんが心地よく生きるための入門書

今回は、HSP専門カウンセラーとして活躍されている武田友紀さんの『「繊細さん」の本』をご紹介します。

「HSP」とは、「Highly Sensitive Person」の略で、「とても敏感な人」となります。アメリカの心理学者が提唱しましたが、病気ということではなく、生まれ持っての気質です。統計的に概ね5人に1人がHSPだと言われています。

実は、これまで、この手の本を手にしてきませんでした。

自分が繊細族・敏感さんであることを公言してますし、ブログでも、そういった方々が生きやすくなるヒントになる記事を書いているにも関わらず。

まずは、自分の言葉で語れるようになりたいというものがありました。

そんな方針を転換して、こういった書籍にも、ちゃんと触れていこうと考えるようになりました。

きっかけは、先週分のミーニングノートの振り返り記事で触れましたので、詳しくはそちらをご確認いただければ嬉しいですが、要は方針転換する“流れ”を感じたからです。流れには、まずは乗ってみるのが心情なので。

手始めに手に取ったのが本書です。

僕なりに本書で述べられているものを構造的に分析して、解説してみました。

目次

自分のままで生きること

繊細さんは、自分のままで生きることでどんどん元気になっていく。

本書あとがきより(P.236)

僕には、これが著者の一番伝えたいことなのではないかと感じます。

繊細さんは、人からの影響を受けやすいところがあります。それは、何方かと言えば翻弄される感じです。だから、自分の安心安全を確保するために、他人を優先するように生きる傾向があります。

この方向付けは、ある時期までは一定の効果がありますが、諸刃の剣です。その時期を抜け始める頃から自分を苦しめ始めます。

「自分のままで生きる」ことが、そこから抜け出すためのヒントになります。

では、どうしたら「自分のままで生きること」ができるようになるのか?

他人を優先する生き方を続けてきたのもあって、「自分のまま」が分からなくなっている場合が多いと思われます。そのためのヒントとなることが本書では語られています。

本書で伝えたいことの構造

そのための本書の構造は、以下のようになっているようです。

  1. 自分の本音を知ること(5章後半)
  2. HSPの強みを知ること(1章と5章前半)
  3. そのための具体的なテクニック(2~4章)

章については、ざっくりと切り分けています。

1が構造のコアの部分で中心部。ここから、2、3と構造の円の外側のほうに広がっていくイメージです。

そして、自分の本音を実現させる生き方をしてみよう。小さなことからで良いので。そうするほどに「元気になっていく」ことができるという内容です。

書籍としての構成は3の部分に最もページが割かれています。

自分の本音を知ること

繊細さんは、自分の本音を知ることでたくましくなっていくのです。

本書P.222

自分の本音を知るためには、「世間の声」と「自分の本音」を見極めることが大切になると述べられています。

軸が自分にあるのか、他人にあるのか、ですね。

先述の通り、繊細さんは他人を優先し過ぎる傾向を持っています。ですから、軸を自分側に寄せてるくらいが、ちょうど良いバランスなのですね。

とは言っても、いきなり「本音を」と言われても頭は真っ白かもしれません。

そのための指標になるものが、いくつか紹介されています。

まず、「やりたい」と思えることが本音(の可能性が高いもの)であり、「~しなくちゃ」みたいに考えていることは世間の声です。これで切り分けます。

また、「やりたい」とは言っても、思うように体が動かない場合もあります。そういう時は、やりたいのは少なくとも「今ではない」と考えて、いったんストップ。

やはり、本音からのやりたいことであれば、エネルギーが湧いてきて、動けるはずです。

こうやってタイミングの要素を取り入れます。

「エネルギーが湧いてくる」といっても、炎のような感じとか、湧き水のような感じもあるかもしれません。このあたりは自分のパターンを知る必要がありますね。

もう一つは、「幼い自分に聞いてみる」です。

これは本書から直接ご紹介します。

1.おなかのあたりにぐーっと意識を集中して、幼い頃の自分をイメージしてみてください。(中略)特におすすめするのは、2歳ぐらい。
2.イメージした幼い自分に、迷っていることを聞いてみてください。
(中略)
イメージしたその子こそ、自分の「本心」です。 幼い自分が眠っていたら眠りたいのだし、遊んでいたら遊びたいのです。
その子を守る優しくたくましい親になったつもりで、眠る・遊ぶなど、幼い自分がしたがることを叶えてあげてください。

本書P.228

その他、コツもいくつか紹介されているので、是非、本書を手に取ってご確認ください。

資質を知ること

苦手の克服より得意を活かすほうが断然おすすめです。

本書P.190より

構造の2番目は繊細さんとしての資質を知ることです。

自分の特質を知ることは大切です。

私たちは、ともすると他人も自分と同じように見たり感じたりしていると考えがちです。

でも、やはり他人は自分と同じように感じたりしないので、そこからすれ違いが生じてきます。

冷静になれば当然なんですが、なかなかそう思えないものですね。

特に繊細さんは「どうして、これが分からないのだろう? 伝わらないのだろう?」というふうになり、非・繊細さんが繊細さんに感じる違いよりも、その違いが深刻に襲いかかってきます。

非・繊細さんは「そんなの考えすぎだよ」で終わりってことが多いですからね。悪気は無くとも。

少し僕の体験をお伝えしようかと思います。

僕は自分がHSPの気質を持っていること。また、HSP研究を通じて得られた内容を知ることで、随分と生きるのが楽になりました。

それまでの僕は、人と同じことができないというコンプレックスに抱いていました。これを何とか克服しなければと必死でしたが、なかなか成果が出ない……。さらにコンプレックスを深める、みたいなことになっていました。

それが、自分の特質を知ることで「そりゃ、できなくても仕方ないよな」みたいに、自分を受け入れられるようになりましたから。

そして、今では「(コンプレックスだったところを)強みとして活用できないか」と考えながら、仕事や日常をデザインしています。

本書でも、5章の中で「5つの強み」ということで、感じる力・考える力・味わう力・良心の力・直感の力というのを紹介しています。

また、この5つを単体で使わずに掛け合わせて使うことも勧めています。

自分の資質をフラットに、平らに見てあげたいですね。自分を本当に認めてあげられるのは自分しかいませんから。

実践的テクニック

構造の一番外側はテクニック的なところです。これについては一番本書でもページ数が割かれています。

オビでも「今からできる超・実践的テクニック」とあり、推している内容です。

実に様々に紹介されており、一つ一つを紹介するのは控えたいと思います。

是非、本書を手に取ってください。

ここでは、それらを実践する上で大切にしたら良いと考えていることをお伝えします。

まず、本書の中でも述べられていましたが、これらを全てやる必要はありません。

必要を感じたところや、できそうと思えたものを、自分の状況に合わせてアレンジしたりして、取り入れれば良いわけです。

その上でのポイントは2つあります。

  • 「とりあえず」で始める。
  • 小さく取り入れる。

おためし、くらいの軽い気持ちで始めること。そして、紹介されているよりも少しシンプルな形にして取り入れてみる。そのくらいのほうが、結局は続けられるように感じます。

「気づく」と「対応する」を分ける

是非、本書を手に取って、とお伝えしたものの、せっかくですので、その中から一つご紹介しましょう。

「気づく」と「対応する」を分ける。

繊細さんは、人の感情の変化や、小さな違い(例えば、1文字だけフォントが違うとか)に、瞬時に気づきます。気づいてしまいますよね。

そうすると半自動的に、それに対して何らかの対応をしてしまうことがあります。

これでは、やることを増えてしまいます。

何かに気づいても、それに対して半自動的に対応することは控え、一度「これは、自分が動くべきことかな?」と考えてみる。

対応してはいけないということではなく、必要に応じて、必要な分だけ対応するような工夫ですね。

繊細さんは、元々、疲れやすい傾向もあります。

やるべきことや本当にやりたいことに手をつける余力を残して、それに取り組むほうが、自分にも周りにとってもハッピーですよね。

上手くできなくても気にしない

また、内容によっては、必要は感じるけど上手く扱えないというものもあるかもしれません。

例えば、「他人の言葉や機嫌に振り回されてしまうときは、相手はテレビの向こうにいると思いましょう」というのがありますが、これは僕は上手くできません。

こういうのは「できなくてOK」としてください。上手く扱えないことで自分をどこかで責めたりしないように気をつけたいところですね。

他のテクニックをやって、自分にかかっている負荷を下げていくうちに、できなかったところが、できるようになっているなんてこともあると思いますよ。

総括的に

最後に、読後の感想的なところをお伝えします。

「繊細さん」を生きていると、どうしても感じすぎてしまう自分の感性を閉じようとしてしまいがちです。

以前、ちゃんと研いであるナイフのほうが結局は安全という記事を書きました。その中でも扱っていますが、実際は繊細さんの感性は、ちゃんと磨いてあげたほうが幸せに生きられると考えていました。

本書でも、著者の方は、その点を重視していることが見て取れ、我が意を得た心持ちでした。

入門書的な位置付けとはいえ、やはり外せないところだったのでしょう。

一番重要なのは、やはりコアのほう、要するに自己認識を深めること。

ただし、これは、幸か不幸か時間のかかる作業です。下手したら生涯をかけて取り組むものとも言えますし、著者のような専門家の方の助けを借りたほうが良いです。

専門家の助けを借りることへのハードルが下がればと願っています。

まとめ

『「繊細さん」の本』を解説してみました。

テクニック的なところにページが割かれているということから分かるように、繊細さん関連の入門書と位置づけられると、今の時点では感じています。

読み方としては、1章と5章を中心に、2~4章はパラパラと読む感じで良い気がします。

僕は、繊細さんが、自分の本音から生きられるようになることに、これからの社会を心地よくするヒントがあると考えています。

「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を書いた本です。

本書P.3

繊細さんは、自分を幸せにすることが、身の回りや社会を、より良いものに変える力にもなると思って、良い意味で自分本意で生きるようにシフトしていただけたらと願っています。

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