8年前。
2013年の今日、ある資格の合格通知をもらっていたことが、Facebookの通知で分かりました。
あまり資格を重視しないタイプの僕としては、かなり大きな資格でした。そして、今でもそれは、大いに僕の活動を支えてくれています。
受けていたのは税理士の試験です。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、税理士の試験は、約10種類の科目があります。その中で最低5科目に合格すると、晴れて税理士を名乗ることができます。
試験は年に1回。8月に実施され、合格通知は12月。受験開始から税理士になれるまで平均で7〜8年、最短でも3〜4年はかかるという、なかなか過酷な試験です。
その中で、簿記論と財務諸表論という、ある意味で基本中の基本みたいな科目ですが、2科目を同時に受験して、驚きの一発合格だったのでした。
僕は2008年からロンドンに留学し、2010年に帰国しています。
その間に会計の仕事に出会い、帰国してから税理士を目指して勉強を始めました。
税理士の試験には受験資格があります。大抵は大学で経済学部を卒業するか、会計事務所などでの実務経験をもとに受験資格を得ます。ところが、僕にはそういった過去がありませんでしたので、まさにゼロからのスタート。受験資格を得るまでに2年かかりました。
30代も半ばに差し掛かっての大きなチャレンジでもありました。
“身の丈ビジネス”を支える
結果として税理士になることなく今に至ります。
でも、今の活動にとても役立っています。
「身の丈ビジネス」と呼んでいるものがあります。
「意識高くない人が個人事業主になって、自分らしく生きることにビジネスを活用することを応援したい」という願いからデザインして、日々、育てているものです。その想いを、この資格が応援してくれています。
元々、会計の世界には関心が皆無でした。むしろアレルギー反応をしていたくらい。それが三十代半ばまであったわけなので、昔の僕と同じように会計アレルギーの方のお気持ちが分かります。それが、身の丈ビジネスで、個人事業主になった方々の会計的なサポートに繋がっています。
簿記論・財務諸表論が受かった翌年は、合格こそしませんでしたが消費税と固定資産税を受験しています。どちらも残念ながら不合格でしたが、個人事業主の活動の上では、学んでおいて正解でした。当時は、今のような生き方は想定してなかったのですが。
コーチングも含め、一人ひとりが自分らしい人生を生きることが安心してできるようにサポートするのが僕の役目です。そのツールとしてビジネスを活用することをお勧めしているのですが、その気持ちを新たにさせてくれたFacebookの通知でした。
個人事業主の方で確定申告まわりでお困りの方はご相談ください。まだサービスとして形を整えてないのですけどね。
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