僕は、小さい規模のワークショップやイベントをプロデュースするのが好きです。
ただ、企画するにあたって、最初からあまり「こういう場を作りたい!」と強く決めておかないタイプです。
その瞬間にだけ描かれる一期一会のパズル
特に、共同企画者がいる場合は、それが顕著になります。
一緒に場を作っていくメンバーや、参加者の皆さんも場を作っていると考えているからです。
その一期一会とも言える顔触れのパズルは、どんな絵になるのだろう?
そんな好奇心が強くあるのです。
一番やりたいことは、その場にいる一人ひとりの個性を光らせること。
個性が光るのであれば、一見、その場に貢献してないように見えてもOKだし、むしろ歓迎!
強いて言えば、嫌々、その場にいることくらいでしょうか。でも、そんな気持ちでいる人ですら大切にしたい気持ちもあります。
セレンディピティを起こす秘訣
それに、事前に僕の想いだけで作り込むと、一緒に作っていくメンバーの想いや特技、特長をフル活用することは難しくなっていく可能性が生まれます。
一緒に作っていくメンバーの特性の全てを僕が知っているわけではありません。
僕の気づいていない可能性が花開かせるためには、余白を残しておかなければならないのです。
だから、僕が何かを企画するときはスキマだらけ。
セレンディピティを起こす秘訣は、この余白にあります。
だから、何もしないのが僕の役割って言えそうなくらいに考えています。
まとめ
僕がイベントを企画する時に大切にしていることについて書きました。
一般的には、ちゃんと作り込むことが良しとされていますね。
どんな人たちに来てほしいのか、どんな変化を起こしたいのか、などなど。
そのため、僕のこういうスタイルに驚かれる方も時にいらっしゃいます。もしかしたら不快感を感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
僕は物事を思い通りに進めるよりも、シンクロニシティやセレンディピティを体験するほうに魅力を感じるタイプ。
そんな自分に合った形を模索していたら、こんな形に落ち着きました。
もちろん、どこかで方向転換する時も来るかも知れませんが。
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