自分をちゃんと大切にできてる?|自分に優しくなるところから始める自己肯定感向上の第一歩

「自分の地元に魅力を感じない」

そんなふうに考えている方は、自己肯定感が低くなっているかもしれません。

ところで、現代は、予測ができない時代、激動の時代、そんなふうに表現されてますよね。

「VUCA(ブーカ)」なんて言われたりもします。

  • V(Volatility:変動性)
  • U(Uncertainty:不確実性)
  • C(Complexity:複雑性)
  • A(Ambiguity:曖昧性)

この4つの言葉の頭文字からきています。

2020年から始まった社会的な変動で、それが更に加速しました。

こういう時代に大切になってくるのは、自分軸をちゃんと持つこと。ちゃんと持てているほどに、時代という荒波に飲み込まれないばかりか、まるで波乗りするかのように時代の波を活用できるようになります

僕が携わっているコーチングは、まさに自分軸を育むことが得意なツールなので、自他ともに認めるところです。

さて、自分の軸を持つための最初の一歩として挙げられるのが自分に優しくなることです。

今回は、これがどの程度できているかのバロメーターになるアイデアをご紹介します。是非、最後までお読みくださいね。

余談ですが、僕自身も、今回ご紹介するバロメーターを活用しています。実は、僕自身がずっと地元に対して愛着を抱けなかったんですよね。それが、この1〜2ヶ月でかなり改善されてきています。

目次

自分の住んでいる土地をどう見るか

皆さんは、ご自分の住んでいる土地(地元)が好きですか?

まだ引っ越してきたばかりなどで、何とも言えない場合は、生まれ故郷や、過去に(比較的)長く住んでいた土地に対するイメージを見てみれば良いでしょう。

これが足りない、あれが足りない、などとネガティブなところばかりを見ていますか?

コンビニが少ない、自然がない、道路がいつも混んでる、etc……。

それとも、こういうところが好きなんだよな、などとポジティブなところを見ていますか?

(先程のコンビニが少ない、などの例えは、そのままポジティブな内容としても扱えますね。笑)

ここで今回の結論をお伝えすると、僕は次のように考えています。

地元に感じている価値 ≒ 自分自身に感じている価値

地元に対して価値を感じられていない人ほど、自己肯定感も低くなりがちということです。

鎌倉はいい所ですよね(それに比べて……)

鎌倉にお住まいなんですか。自然が多くて良い所ですね。羨ましい

僕は今、鎌倉を拠点に暮らしているので、こんなお言葉を色んな場面でいただきます。そんな言葉をかけてくださる方の多くの方が、「それに比べて自分の地元は何も無くて……」と付け加えます。言葉にしないまでも、そういうニュアンスを持っている方が多いです。

自分の住んでいる所に対して、このように否定的に見る方の傾向。それが、そのまま自分自身に対する見方にも反映しているケースが多い。自分に対して「アレがないコレがない」と捉えてしまう傾向があるということですね。

でも、例えば先程の「鎌倉には自然が多くていいですね」と仰る方の地元にも、必ず素敵な自然が残っているはずです。砂漠にお住まいでもない限り、探せば必ずあります。探すことをせずにいるだけにも関わらず、「ない」と決めつけている場合がとても多いように見受けられます。

隣の芝が青く見えるのは、ある程度致し方ない。でも、「こういうところは良いところだ」って地元に対して考えることはできるのではないでしょうか。

まずは、今回ご紹介したようなメカニズムがご自身の中にあることに気づくこと。そこから自己肯定感の向上は始まります。

現状から始める

と、ここまでの話をひっくり返すようですが、自己肯定感が低めであることには、実は良いも悪いもありません。

これは、コーチングやカウンセリングを通じて、数百人の方の心を扱わせていただいてきた経験から言えることなんです。

「自己肯定感が低いことを何とかしないと」ってなるのが、実は悪循環に引き摺り込んでしまいます。自分を否定しているからです。それは、小学1年生が「掛け算・割り算ができないから自分はダメだ」と言っているようなもの。

逆に「こんな自己肯定感低めの自分でOK」となった時点で、実は自己肯定感が上がっているのです。だって自分を肯定しましたから笑

もう一つ言えることがあります。

仮に自己肯定感を高めようとしても、一朝一夕で高まるものではありません。建物の5階に上がるには、まずは2階に上がることが必要なようなものです。自己肯定感が低くなってしまう方は、いきなり5階に上がれないことに対して嘆きます。

いやいや、ちゃんと上がったじゃないですか! 5階に近づいたじゃないですか! ってね。

何事も現状からスタートなんです。

どんなに自分や周りを責めても、現状が変わるわけではありません。そこは、敢えてクールに受け止めて、そこから1ミリでも望む方向に進んだら、それに対して満足できる自分を育んでいくこと。地味だけど、結局は、それが一番確実な道なのです。

「〇〇をやろうとした(でも、やらなかった)」というのも、自分自身に対する加点材料にしましょう。

まとめ

自己肯定感を高めるには、まず現状把握から。そのためのアイデアを一つご紹介しました。あくまで、数ある内の一つですが、参考になる筈ですよ。

ちなみに、地元愛が高いのに、自己肯定感低めの人って、ちょっと想像しにくいじゃないですか(笑)

ちなみに、自己肯定感を高めるツールとして、僕は“ミーニングノート”を綴ることをオススメしています。ミーニングノートについては、下記の関連記事をご覧ください。

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