僕の住んでいる奥多摩町では、地元の有志の方々で毎年、8月の末に「平和のための戦争展」が開催されています。
そちらに足を運んできました。平和へのヒントを求めて。
リアルな体験談の凄さ
今回で15回目を迎えるこの企画。
去年も、ポスターを目にしていましたが、引っ越してまだ1か月位の頃だったこともあり、スケジュール的に断念。今年が初めて足を運ぶことができました。
会場には100人を超える方々が集まっていて、その大半が、恐らく地元の方々。そのせいか、とてもアットホームな雰囲気。
スピーカーの方とも、お知り合いだったりするのでしょう。ちょっとしたツッコミが入ったりする場面もありました。
スピーカーの方々は、基本的に地元の方。
皆さん、80歳、90歳のベテラン揃い。
特に人前で話すことに慣れているわけではなく、本当に市井の方々。そんな人々による戦争体験でした。
80歳、90歳とはいえ、戦争に行ったのは、この方々の親の世代なんですよね。
人生のベテランのスピーカーの皆さんでも、子供時代の思い出が語られるということに、時代の流れを感じます。
とはいえ、リアルな実体験を拝聴するというのは、やはりインパクトが違います。
伺っていると、ありありとイメージが浮かんできますから。そして、語られる出来事や、登場人物の発言などに、当時の社会の雰囲気までも感じられます。
本当に日本の雰囲気は大きく変わったんだなというのを感じさせてくれます。
当時の特徴は人権という感覚が希薄なこと。
体罰なども、かなり過酷だったそうです。
仮に僕があの時代に生まれていたら。。。
生き残れないでしょうね。。。
もっと幅広い世代に聞いてほしい
先ほども書きましたが、会場の雰囲気は、思いの外アットホーム。
戦争体験を語る場ということで、さぞ重たい雰囲気なのかと思っていましたから、むしろ拍子抜けしてしまうほど。
でも、家に帰ったら、意外と疲れてましたので、言葉や雰囲気には表れていない「重たさ」はあったのかもしれません。単なる個人的な体調かもしれませんが。
集まっていらしている方々も、僕の親の世代が中心でした。60代以降。そこから下の世代は、5人もいなかったと思います。
もっと幅広い年齢層の方々が集まったら良いのになと感じます。リアルな戦時中の体験談を聞ける時間は、残り僅かなのですから。
まとめ
平和のための戦争展にお邪魔してきました。
繰り返しになりますが、やはり、比較的若い世代の参加者が増えたら良いと思います。
最後に、あるスピーカーの方の言葉をご紹介して、今回のブログを閉じたいと思います。
平和な時代を楽しんでください。
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