2023年4月14日、僕の北鎌倉サロンで「414カード×転生人類学~いのちの使い方を見つめる対話会~」を開催しました。
「414カード」で「よいし(良い死)カード」と読み、死生観を扱う対話カードです。重たくなりがちな死生観を、フラットに扱うことで、逆に生が輝き始めるよね、というコンセプトで開発されたもの。
「414カード・アンバサダー」的に活動されている木暮ほの香さんと一緒に、2年前から毎年4月14日に開催しており、今年も開催したわけです。今回は、そのレポートです。
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行き当たりバッチリ
今回は定員の10名の方がご参加くださり、終わってみると、かつて無いほどに行き当たりバッチリだった。そんな後味が残っているイベントでした。
この企画では、毎回、何かと掛け合わせて場を創ってきました。例えば、去年はインドに14年住んでいた坂本さんに、インドの死生観についてレクチャーしていただきました。
そんな感じで、「今年は何と掛け合わせよう?」というところから始まった今回の企画準備。そこから後述する「転生人類学」を掛け合わせることに決まるまでのプロセス。当日の進行も、例えばペース配分を殆ど気にしていなかったのに、終わってみれば予定通りの進行になっていたり。
当日の流れ
当日の流れは、ランチ会 → 転生人類学レクチャー → 414カード対話会の順番でデザインしました。
ランチ会
ランチ会は、ポットラック形式。参加者の皆さんに1~2品ほど持ち寄っていただきました。
これも行き当たりバッチリの一つ。思い思いに持ち寄られたメニューでしたが、主菜・副菜のバランスが見事でした。残り物も僅かで、量もピッタリだったということですね。(それぞれ、お持ち帰りいただきました)
この時間でお越しいただいた皆さんの自己紹介タイム。
縁あって同じ食卓を囲むお一人おひとりのお話しを伺わせていただきながらの食事は豊かな時間でした。
転生人類学
今回、コンテンツは初披露の「転生人類学」になりました。僕のオリジナルのコンテンツでもあります。
20年ほどに亘って、人知れず(笑)ライフワークとして取り組んできたものを、人類学的なフォーマットに落とし込んだもの。ある意味で、僕の在り方を説明してくれるものでもあります。
現代はスピリチュアルな文脈で語られることの多い輪廻転生について、フィールドワーク中心に、可能な限り科学的なスタンスで検証してみるものです。
社会人類学や文化人類学の文脈を参考にさせていただきました。
「大学で社会人類学を専攻していたんです」と話してくださった参加者の方が、「まさに人類学の授業を受けているような感覚になれました」と。これは、僕としても、そうなってたらいいなという想いがあったので、その意味で嬉しい感想でした。
その他に、こんな感想もいただけました。
ここまで言語化するのは初めてで、苦心しましたが、概ね好評でホッとしました。
ずっと、こんなことをオープンにしたらアブナイって思ってましたから。
イベントを終えた今でも一定、そう思ってますしね。
414カード対話会
今回は4人ずつ、3つのグループに分かれてのセッションでした。
カードのやわらかな雰囲気と、ファシリテーションのほの香さんの在り方も相まって、死をテーマとしておきながらも、不思議とあたたかな場になりました。いつものことながら。
「死を迎えるまでに、どんなことを大切にしたいか」
そんな問いからの対話でしたが、僕は、上の写真を選びました。
寄居町に新拠点を作ったばかりのタイミングだったこともあり、自分がいたい場所に居れることへの喜びや、これから新しく生まれる繋がりに対する期待感が、このカードを選ぶことになったと考えています。
そして、雰囲気的に「そろそろ終わる頃合いかな」と思ったら、ちょうど終了予定時刻が間近に。ここも行き当たりバッチリ♪
合間に参加者の方が、お茶を立ててくれ和菓子を振る舞ってくれました。懐紙に乗せられた姿が414カードと似た感じになりました。
こぼれ話
今回は、行き当たりバッチリだけに留まらず、不思議なシンクロも相次ぎました。
例えば、僕が以前、東京の西落合に住んでいたことがあるのですが、ある参加者の方のご実家も西落合。しかも、丁目まで一緒。
他にも瀬戸内海の島の郵便局員さんとのご縁など、ちょっと考えられないくらいのピンポイントぶりでした。
転生人類学では、土地のご縁も検証材料になります。その観点も考慮すると、さらに興味深く感じてきます。
まとめ
4月14日に北鎌倉で開催した「414カード×転生人類学」のレポートでした。
ほの香さんとは「毎年4月14日に開催しよう」と話していて、イベント後の別れ際の言葉も「来年もよろしく」(笑)
来年は、どんな形になるのか。今から想像もつきません。
転生人類学のほうは、今後、どうやって広げていくかがポイントになるかな。やりたいことである一方、下手に広げるにはデリケートな情報がありますから。
よいアイデアがありましたら、是非、お知らせください!
まずは、レクチャーの場をまた作りたいな。日程のリクエストなど、いただけたら嬉しいです!
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