2019年8月24日。
「ギフトに生きる」の石丸弘さんをスピーカーにお迎えして、シリーズで開催させていただいている「ギフトに生きるワークショップ」第2回を開催しました。
今回のサブテーマは「ギフトのビジョンを描く」。
今回は、何と当日の朝に参加を決めて、奥多摩まで飛んで来てくださった方もいらっしゃり、総勢6名もの方がご参加くださいました。
お陰様で大盛況でした!
ギフトの感覚を呼び起こすところから
ワークの最初は、自分が「ギフトしたこと」と、「ギフトしてもらったこと」をリストアップするワークで、「ギフトの感覚」を呼び起こしていきます。
ここでは「したこと」でも「してもらったこと」でも、まずは思いついたものを、ジャッジせずに書き出します。
特に現代の日本人は「ギフトしたこと」に自覚的になるのは不得手な方が多いかもしれません。
思いつかない時は、「喜んでもらえたこと」や「人から頼まれたこと」などを出していくと、掴み易いかもしれないというアドバイスもありました。
このワークをすると、皆さん、狐につままれたような顔をし始めるのが面白いのです。あは。
ただし、その表情の意味するところが、最初は「これでいいのかな?」だったのが、次第に「これがギフトだったんだ!」という驚きに変わっていくんですけどね。
僕も一緒にワークをさせてもらって、先日のキッズキャンプのことを思い出しました。
(後でリンクを貼ります。)
最初は少し距離があった子供たちが、次第に遊び相手になってくれた体験。
これって、遊んでくれたという「ギフトをしてもらったこと」として受け取っていました。
でも、同時に、遊び相手になってあげられるという「ギフトしたこと」でもあったんだなと。「存在がギフト」のような。
ギフトのビジョンを描く
そして、いよいよ今回の本題である「ビジョンを描く」にチャレンジ。
3年後、5年後、10年後。
どのタイミングでも良いのですが、理想の未来像をリストアップして、その時、どんな「ギフト」をあなたは贈り、また、受け取っているのでしょうか?
ちょっとコーチング的なアプローチで、みんなで、このワークに取り組みました。
ワークが終わったら、ペアになってシェアです。
みんな何だか話すのも聴くのも楽しそう。
僕自身は、3年後をイメージしてみました。
そこで僕がしているギフトは、人が僕を見て、「あ、こんな生き方もできるんだ」みたいに感じて、その人が、自身の可能性が広がっていくように感じられる。
そんな存在になれたらと思い浮かべました。
その為には、自分らしく、新しいことにチャレンジし続けることが大切だなぁって、書きながら感じちゃいました。
あくまで自分らしい形でね。
5つの愛の言語
今回のワークショップで、スピーカーの石丸さんがシェアしてくれた智慧をご紹介します。
その一つ目が「5つの愛の言語」。
愛の表現には、5つのパターンがあると言われているということです。
ご家族やパートナーから、以下に挙げる5つのパターンの内、どれをしてもらうと、より相手からの愛を感じるのか。
それが、バロメーターのように、一人ひとり濃淡が異なるということです。
- 物をもらう
- 一緒の時間をすごす
- 手伝ってもらう
- 言葉をもらう
- 触れること
あなたは、どのパターンだと、より強く相手から「愛されてるなぁ」とか、「大切にされてるなぁ」みたいに感じられますか?
また、自分が愛情表現をする時も、相手がより強く感じられるパターンを使うと、より喜んでもらえるので、こちらとしても嬉しいですよね。
こうやって、世界に愛の循環を増やしたいものです^_^
ちなみに、この5つに優劣はありませんのでね。
プラスとマイナスを相殺しない
2つ目の智慧も教えてくれました。
物事には、陰と陽があります。嬉しいことがあれば、その陰には何らかの犠牲が伴っている、みたいに。
その陰と陽を、自分の中で相殺しないと、より人生が彩り豊かになるというもの。
例えば、会社に勤めていて、お給料を定期的にいただいているとします。
この時に、「お給料を貰えて嬉しいな」と、「毎日、会社に行って働くのは大変だ」というようなものを、それぞれ別々に持つようにする、ということです。
それに対して、「労働をしているのだから、給料を貰うのは当然だ」とするのが「相殺」している態度の一例。
これでは「大変さ」で給料を貰える喜びを相殺していて、「嬉しさ」を感じるところが飛んでいってしまっているわけです。
こういうことは避けようというもの。
ワークショップの前後は奥多摩の自然で遊ぶ
このシリーズの、もう一つの楽しみは、ワークショップの前後の時間に、奥多摩の自然で遊ぶことです。
とかく、山登りで訪れる場所というイメージがある奥多摩。
でも、もっとライトな楽しみ方も沢山あるので、それらを楽しんでいます。
渓谷を歩いたり、裸足になって川に入ったり。
時間と共に、皆さんの表情が緩んでいくんですよね。
川に入った時なんか、最初は「冷たい!」とか「足が千切れる!」なんて言ってたのに、いつの間にか「いい気持ち~!」なんて言葉が出てくるようになります。
何なら、奥多摩産のクラフトビールに舌鼓を打ったりも。
いただいた感想
参加者の方からいただいた感想をご紹介します。
ギフトについては、得ることが大きずて、まだ体に馴染んで言語化できない。
でも、何気なく過ごす日常もギフトで溢れていることに気付かされた。
自分が、ただそこにいることさえも誰かにとってはギフト。
今ここにいる自分は、誰かからもらったたくさんのものできている。
叱責されたことも巡り巡って、今の自分にしてくれた大きなギフトだった。
思いがけないもので、自分がギフトしていたことに気付けて、新鮮な驚きと喜びがあった。
自分がただいるだけなのに、誰かのギフトになっている。
そんなことに気づけている自分を育みたい。
次回のご案内
次回、第3回は「ギフトのシナリオを創る」というサブテーマで開催します。
しかも、何故か2回開催するという謎の日程になりました。
どちらも基本的な内容は同じになりますが、恐らく少しずつ違った内容になると思います。
(両方来るのがおススメ!という意味です!笑)
日程は以下の通り。
▼9/8(日) 13:30~16:30
▼9/21(土) 13:30~16:30
会場は、どちらも青梅市御岳交流センター(JR御嶽駅から徒歩2分)になる予定です。
参加をお申し込みの方は、DMでご連絡ください。
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まとめ
「ギフトに生きる」ワークショップVol.2の開催報告でした。
今回は、人数も多めということもあり、参加者同士の対話やシェアが充実したプログラムになりました。
コーチングに携わっている人間としては、やはり対話が充実するのは嬉しいです。
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